ナイトクラブの女

私は昨年から某日本企業の現地法人の社長として某アジアの国に駐在している49歳の中年。

見た目が若いので大抵の人は30代半ばくらいに思うらしい。
彼女に始めて会ったのはある外国のナイトクラブだった。

そのナイトクラブはタイ人が日本人向けに経営しており、一時期は繁盛していたが最近はやや落ち目だった。

ビューティコンテストのように並んだホステスの中から一人指名する仕組みだが、いつも胸の大きさで指名すると失敗が多いので、その日はスリムなタイプはいないかと目を走らせた。

他の女性の影にスラッとした20代半ばの女性がなっていたのを見つけた。

それがフィービーとの出会いだった。
身長165センチ、長い髪、スラッとした長い足、小さく上がったお尻、浅黒い肌、大きく優しそうな目、そよ風のような声、人懐こそうでずっと見ていても飽きない顔、溶けるような笑顔。

ホステス稼業をする人は、元から擦れているのか、この稼業で擦れたのか、とにかく擦れた人が多いが、彼女からは微塵も感じられない。

話してみると流暢な英語を話し、会話にも適切についてくるので頭もよい。

聞いてみたら父親は芸術家だが、家は大家族なので、インターナショナルスクールから奨学金をもらって地元の大学に通い通い、妹たちを養うために稼ぎのよい外国のナイトクラブでホステスになる道を選んだらしい。
時折、ドレスの谷間から小ぶりの乳房が垣間見える。

ミニのスカートからかわいらしい下着がのぞく。

酒が進むと我慢ができなくなる。

いつまでも紳士のふりせずにこの女を触りたいという気になった。

嫌われてもいい。エロ親父呼ばわりされてもよい。触わることで何かに一歩近づきたいと思った。

理性がとんだ。次の瞬間、右手を胸の間に差し入れ乳首を触った。
「だめよ。人が見ているわ。」

「ごめん。でも自分が止められなかった。」
(私は現地語がわからないので会話は全て英語です。)

言葉とは裏腹に拒絶はなかった。

女はホステスでも嫌いな男性にはそういう態度がでる。

その日は何もなかったが、翌週店外デートに誘い、彼女がビール好きだというのでドイツビールが飲める店に行った。

杯を重ねた後、彼女から聞いてきた。
「一つ聞いてい・・・ 掲載元で続きをみる

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