デリヘル嬢 亜美

5年前、とある地方に両親が経営する建築業の打ち合わせで出張した時、デリヘルに電話してネットで見た女性を頼んだ。

人妻デリヘルの28歳の女性、俺のタイプの女性。
待ち合わせは、滞在先のビジネスホテル。

ホテル部屋で待っていて30分ぐらいで「こんにちは!亜美(以後:亜美)で~す、今日はヨロシク!」と部屋に入って来ました。

「あ!今日は宜しくお願いします」と緊張しながら応えると、亜美が俺の顔を見てガタガタと震えだした。

どうしたんだろう?

「悠馬~、帰って来てくれたのね~」と号泣しながら抱きつかれた。
焦りながらも号泣する亜美から事情を聞く!

聞くと俺が亜美の1年前に事故で死んだ御主人と顔は元より身長も体格まで、そっくりらしい!

風俗嬢のムード作りかと疑った顔を察知したのか亜美は携帯電話の写メを見せくれた。
そこには、俺が亜美と写っていた!

いや、亜美の御主人は俺と本当にそっくりだった!
それから色々と事情を聞いた。

御主人の名前が「悠馬」である事。

御主人が孤児で養父母に引き取られ虐待を受けて育っていた事。

大恋愛のすえ結婚した事。

亜美の両親(毒親)が大反対の結婚だった事。

亜美の両親から絶縁された事。

そして、この町に駆け落ちして来た事。

結婚して4年で御主人が交通事故で亡くなった事。

デリヘルで働く理由は「人恋しい」からとの事。
事情を聞いているうちに時間が経過して敢えなく終了、何もしないで終わってしまった…
ごめなさい…と泣きながら謝る亜美に「仕方ないさ」と答えるしかなかった。

でも携帯電話の番号は後々の事を考え教えて貰った。
そして夜になってフロントから女性が訪ねて来たと連絡がありフロントまで行くと亜美がいました。

俺を見て再び泣き出す亜美、内心、俺も泣きそうになってきた。
今度は俺から亡き御主人の事を聞いた!

どういう性格で、どういう趣味だったとか?色々思いつく限りの事を聞いた、少しでも情報が欲しいからだ。
ある程度聞いたところで亜美が

「せっかく呼んで貰ったのにサービス出来なくてゴメンなさい、今からさせて貰いますね!」と言い出した。

準備を始める亜美!

でも俺は断わった!亜美に性的サービスをさせる気にはなれなかったからだ。

その代わり、亜美に明日一日、俺に時間をくれないかと頼んでみた!

不思議そうに考えながらも亜美は了承してくれた。
次の日の朝、父に事情を話し帰宅が遅れる事を伝えた、そして相談をした…

父は「そうか判った…、こっちでも準備をして置く…」とだけ言った。
レンタカーを借りて亜美から聞いた亜美のアパートまで行く。

御主人の写真や遺品を見せて貰った。

遺品の中に若い男女が写った古びれた写真があった。

御主人の実の両親の写真だと聞いていると亜美は言った。

「御主人の墓、どこにあるの?」と聞くと、車で2時間位の寺にあると亜美は答えた、墓の地代的に、その寺しか無理だったらしい。
車に亜美を乗せ寺に向かう!

車の中で亜美は黙っていたが、俺がどういう理由で御主人の事に興味を持っているのかが不思議そうだった。
寺に着き途中で買った花を墓に備え線香に火を付けて手を合わせた。

「どうして、こんな事をしてくれるの?」と亜美が聞いて来たので質問に答えた。
俺も孤児だった事。

俺の両親も養父母との事。

俺も亜美の御主人と同じ写真を持っている事。

あの写真の2人は俺の実の両親である事。

俺には生まれてすぐ生き別れた双子の兄がいる事。

そして俺の名前が「将馬」である事。
この事は俺の養父母か・・・ 掲載元で続きをみる

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